京都の空き家物件とリアルな現場レポ 空き家オーナーの本音と実例

空き家に住みたい。けど、不安もあるんです

2025年5月19日

「空き家 移住 不安」って、どこにあるんやろ

最近、「どこか静かなところで暮らしたいな」って話を聞くことが増えました。忙しさにちょっと疲れたとか、子育ての環境を変えたいとか、理由はいろいろやけど。

そのときに「空き家」っていう選択肢が見えてくる。でも、いざ具体的に考えると、いろんな不安がわいてくるんです。

──ほんまに住めるん?
──どれくらいお金かかるん?
──地域になじめるやろか?

なんとなく、「思いきりが要るな」と感じて、足が止まる。その気持ち、ようわかります。

「京都市空き家バンク物件の賢い探し方」

写真で見るより、現地はだいぶ違います

空き家バンクのサイトやSNSで物件を見て、「ええ感じやん」と思っても、現地に行ってみると印象がまったく違うこともあります。

例えば、玄関のドアが傾いてたり、水道が出なかったり。庭に伸びきった雑草があったり。写真では見えない情報が、住む側にはすごく大事なんです。

ただ、それは「やめとこ」じゃなくて、「何を直せば使えるか」を見極める視点に変えると、また違って見えるかもしれません。

「空き家オーナーが抱える共通の悩み」

リフォームって、どれくらいかかる?

これはほんまにピンキリで、壁紙を貼りかえるだけのものもあれば、床下から全面改修が必要な場合もあります。

ただ、予算の前に「どう暮らしたいか」を考えるのが大事やと思ってて。

たとえば、「朝日が入るキッチンがほしい」っていう思いがあれば、そこを起点に考えられる。全部キレイじゃなくても、自分にとって大事な場所が整ってるだけで、だいぶ安心できるんちゃうかなって。

リノベって、家をきれいにするだけやなくて、「暮らし方を選び直す」ことかもしれません。

地域との関係、うまくいく?

これ、見えにくいけどすごく大きい壁です。

地方に行けば行くほど、地元の人たちのつながりは濃くなる傾向があります。よそ者扱いされたらどうしよう……と構えてしまう気持ちも、よう分かります。

けど、たいていは「ちゃんと挨拶できるかどうか」から始まるんです。

朝、すれ違ったら目を合わせて「おはようございます」と言う。そんな小さなことから、ちゃんと関係はつくられていきます。

あとは、無理に地域の輪に入ろうとせず、ちょっと離れたところから見てるくらいでもええのかもしれません。

自分にとっての「ちょうどいい」を見つける

都会の便利さも、地方の静けさも、それぞれに良さがあるなと思います。

「どっちが正解」じゃなくて、「自分にとって、何がしっくりくるか」

ちょっと土の匂いがして、夜がちゃんと暗い場所。星が見えて、風の音が聞こえる時間。そんな生活に、ピンとくる人もきっといるはずです。

だからこそ、「空き家に住む」ってことも、選択肢のひとつとして置いておけたらええなと思ってます。

最後に──暮らしは、自分で選んでいい

空き家って聞くと、なんとなく「古い」「大変そう」っていうイメージが先に立つけど、その分「自由度が高い」という見方もできます。

誰かのつくった生活じゃなくて、自分で整えていく暮らし方。

それって、思ってる以上に面白い体験になるかもしれません。

やるかやらないかは、それぞれのタイミングで

でも、選択肢があるっていうだけで、人はちょっと前向きになれる気がしています。

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